【2025年4月】外食市場回復の兆し!消費動向と注目ポイントを徹底解説
こんんちは!開業支援集団東京Ringです!
2025年4月の外食市場も、徐々にコロナ禍前の水準に近づいてきているようです。
今回は、ホットペッパーグルメ外食総研が発表した最新データをもとに、外食市場の動向とその背景について詳しくご紹介します。
📊 外食市場規模は3040億円に回復、前年比で+113億円
2025年4月の外食市場規模(東京・名古屋・大阪の3圏域合計)は3040億円で、前年同月比で**+113億円**の増加。
これは、外食実施率・頻度が前年より改善されたことが要因です。
- 外食実施率:68.9%(前月比 +0.9pt/前年比 +0.6pt)
- 外食頻度:3.90回/月(前月比 -0.08回/前年比 +0.17回)
なお、2019年比(コロナ禍前)では88.7%と2カ月ぶりに回復傾向を見せています。
💰 外食単価は2,872円、伸びはやや鈍化傾向
4月の外食単価は2,872円と、前年同月比では下がったものの、2019年比では**110.3%**と引き続き高水準です。
ただし、2月の115.7%から3カ月連続で伸びは鈍化しており、消費者の「節約志向」も見え隠れしています。
🍽 業態別の動き:「ファストフード」「カフェ」が好調
19年比で市場規模が増加した業態は以下のとおりです:
- ファストフード:132.2%
- 喫茶店・カフェ:115.4%
- 軽食主体業態・計:109.2%(前月106.7%)
一方で、飲酒主体業態(居酒屋など)は81.0%とコロナ前の水準にはまだ戻っておらず、引き続き課題が残っています。
✅ 飲食店経営におけるヒント
今回のデータから見える飲食店経営のヒントは以下の通りです:
- リーズナブルな価格帯の店舗やメニューの見直しが引き続き重要
- カフェ利用層やファスト需要への対応強化も検討すべきポイント
- 居酒屋業態は回復の兆しが鈍いため、付加価値の訴求やコース化などの工夫が求められる
📝 まとめ
2025年4月の外食市場は、依然として厳しいながらもコロナ禍前の水準に着実に近づいています。
特に軽食・カフェ・ファストフードの需要増が目立っており、「手軽さ」や「価格」がキーワードとなりそうです。
一方で、単価の伸び鈍化や居酒屋業態の回復の遅れにも目を配りながら、柔軟な経営戦略が求められます。