坪月商193万円、月商540万円――”個人店の逆襲”に学ぶ繁盛の法則

2026年10月12日

坪月商193万円、月商540万円――”個人店の逆襲”に学ぶ繁盛の法則

🌱 大手の再編とは対照的な、個人店の躍動

こんにちは!開業支援集団東京Ringです。
大手チェーンのM&Aや再編が話題を集める一方で、今週の飲食トレンド記録には、個人経営や小規模店舗が独自の工夫で高い収益力を発揮する事例も複数記録されていました。
自由が丘の立ち飲み中華「起率礼」が叩き出す坪月商193万円、新宿の路地裏居酒屋「新宿ヤオシン」の月商540万円、そして日本の醤油ラーメンのルーツとされる「浅草来々軒」の約80年ぶりの復活。
規模ではなく「仕組み」と「物語」で勝負する飲食店の姿を、記録された記事から読み解きます。

坪月商193万円の秘密――自由が丘「起率礼」の「回転・原価・人」

自由が丘の立ち飲み中華「起率礼」の料理長は、坪月商193万円という高い収益性の背景を明かしています。

  • 小規模な立ち飲み業態でも、回転率・原価率・人員配置の工夫次第で高収益は実現できる
  • 限られた坪数を前提に、仕組みそのものを最適化する発想が核にある

出典:飲食店ドットコムジャーナル「坪月商193万円!自由が丘『起率礼』料理長が明かす『回転・原価・人』の仕組み」(2026年10月1日)
https://www.inshokuten.com/foodist/article/8417/

脱サラマーケター×和食職人――新宿ヤオシンの月商540万円

新宿の路地裏2階にある居酒屋「新宿ヤオシン」は、開業1年で月商540万円(坪月商37万円)を達成しました。

  • 料理人兼代表の職人技と、脱サラマーケターのマーケティング力の掛け合わせが成功の要因
  • 立地が決して良いとはいえない”路地裏2階”という条件下での成果

出典:飲食店ドットコムジャーナル「路地裏2階で月商540万円『新宿ヤオシン』。脱サラマーケター×和食職人の緻密な必勝法」(2026年9月29日)

80年の時を超えて――「醤油ラーメンの原点」浅草来々軒が復活

1910年創業で、日本の醤油ラーメン・町中華のルーツとされる「浅草来々軒」が、約80年ぶりに浅草で復活しました。創業当時の味を再構築した「百年醤油らうめん」などを提供し、”歴史”や”物語性”そのものが強い集客力を持つことを示しています。

出典:食べログマガジン「これが日本の『醤油ラーメン』の原点!町中華のルーツ『浅草来々軒』が約80年ぶりに暖簾を掲げる」(2026年10月1日)
https://magazine.tabelog.com/articles/506036

あなたのお店なら、坪月商をどこまで伸ばせるか

「新宿ヤオシン」の坪月商37万円を一つの目安に、自店の数字と比較してみましょう。

  • 坪月商37万円 ÷ 月商540万円の店舗の坪数:540万円 ÷ 37万円 ≒ 約14.6坪
  • 仮に自店が20坪・坪月商15万円(月商300万円)だとすると、新宿ヤオシンの坪月商は約2.4倍
  • 坪月商を15万円から37万円に近づけられた場合:20坪 × 37万円 = 740万円 → 現状比+440万円/月

20坪 × (37万円 − 15万円) = 440万円/月の伸びしろ

坪月商という指標で自店を測ることで、「広さを増やす」のではなく「今の坪数の中でどこまで仕組みを磨けるか」という視点が持てます。

⚠ 注意点

高い坪月商を実現している店舗は、回転率を高めるための業態設計(立ち飲み、少席数の予約制など)や、職人の技術・ストーリー性といった”簡単に真似できない要素”を土台にしています。
数字だけを追って無理な客数増加や原価削減を行うと、品質低下やスタッフの疲弊を招くリスクがあるため、自店の強みと両立できる範囲で取り入れることが重要です。

📝 まとめ

大手がM&Aで規模を追う一方、個人店は「仕組み化(回転率・原価管理)」と「ストーリー性(職人の哲学・歴史)」の両輪で、規模に頼らない収益化を実現しています。
あなたのお店の坪月商は今いくらで、どの仕組みを磨けば伸ばせそうでしょうか。一度数字で確認してみてはいかがでしょうか。